ねこみんの投資生活

ふつうの塾講師が適応障害をきっかけに投資を勉強していくブログです

【読書40冊目】2000億円超を運用した伝説のファンドマネージャーの株トレ 窪田真之

【三角もちあい】
株価チャートをよく見ると、あちこちに三角形ができていることに気づきます。出題したのは、超特大三角もちあい。他にも、1週間や数日単位で作られる三角もちあいをよく見ます。1日の値動きの中にも、小さな三角形がよくできます。
三角形ができる理由はシンプルです。
(1)相場はいつでも行き過ぎる
(2)行きつ戻りつしながら収束点を探す
(3)それが三角形の形成につながる
(P.29)
→触れが小さくなったところが収束点。そこから飛び出して大きく上がれば上昇トレンド、大きく下がれば下降トレンド。
 
【売買高の急増】
私が最も信頼している買いシグナルは「急騰の初動」です。長らく売買高が少なく値動きが乏しかった銘柄で、突然、売買高が急増して急騰したところが、最も信頼できる買い場です。(P.34)
 
短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上へ抜けていくところを、ゴールデンクロスと言います。株価が徐々に上昇基調を強めるところで出ることが多いので、「買いシグナル」となることもあります。ただし、ゴールデンクロスには「だまし」も多く、私はそれだけでは信頼しません。(P.51)
 
【日柄整理】
急落後、日数が浅い状態を「日柄整理ができていない」と言います。Q社がそうです。高値で買い付けた投資家から処分売り(購入時より価格が下落した株を売ること)が出やすく、上値が抑えられます。
R社は急落からかなり時間が経っていて「日柄整理ができている」状態です。戻り売り(値下がりした株価が上昇に転じて、値を戻したところで売ること)圧力は小さいと考えられます。(P.58)
 
【急落でも売買増加】
売買高増加が人気上昇を示すのは、株価が急騰している時だけです。急いで買いたいという投資家が多いと、売買高増加を伴って株価が急騰します。
反対に、売買増加を伴いながら、高値圏から株価が急落する時は、悪材料をつかんだ投資家が大急ぎで売っていることを示します。今後、売りが広がってくる可能性もあるので、こういう時は売ったほうが良いと言えます。
(P.64)
→悪材料が会社が直接関わるような不祥事や経営判断の失敗等であれば、戻すには時間がかかると考えられ、最悪の場合は倒産もあり得る。このような時は意地になって持たずに売ってしまった方がよいのだろう。
 
指値注文でよくある勘違い】
「803円で買い指値したら、803円で買えてしまう」と勘違いしている人もいます。803円の買い指値注文とは、正確に言うと、「803円以下の最も有利な価格で買う」注文です。801円に売り指値があれば、801円で買えます。801円に買い指値するのと、結果は同じです。
それでは、801円ではなく、あえて803円に買い指値する意味は何でしょう?一瞬先に801円や802円の売り指値を買われてしまった時でも、803円で買うことができるということです。(P.123)
 
(1)ボリンジャーバンドは、「13週移動平均+2標準偏差」と「13週移動平均-2標準偏差」の2本の線のこと。
(2)過去13週間の株価が正規分布していれば、株価が2本のボリンジャーバンドの中に収まる確率は約95%。
(3)株価がボリンジャーバンドの外に出たということは、過去13週間になかった新しい変動が起こった(ボラが高まった)ことを意味します。
(P.140)
 
【株単で銘柄比較】
「株探」(http://kabutan.jp/)の銘柄サーチ機能をぜひ使ってみてください。株式市場で気になるテーマ名を入力してサーチすると、関連銘柄がいろいろ出ます。株価チャートは1つだけ見ていてもわからないのとが多いものの、同テーマのチャートを複数同時に見ると、テーマごとの株価の動きがわかります。個々の銘柄もテーマの流れに沿って動くことが多いです。(P.174)