ねこみんの投資生活

ふつうの塾講師が適応障害をきっかけに投資を勉強していくブログです

【読書44冊目】はじめてのほったらかし投資入門 ぜんぶわかる!投資信託 竹内弘樹

【騰落率】
騰落率とは、過去の一定期間の基準価額の変動率のことです。
たとえば、基準価額が1万円のファンドが1年で1万1000円になれば、騰落率は1年で10%となります。騰落率がプラスだと運用実績が良いと考えられますが、あくまでも過去のある期間だけの成績であり、別の期間の騰落率はマイナスだったという可能性もあります。その期間中の株価指数や経済指標の動き、同じタイプのほかのファンドの騰落率との比較などもあわせて確認する必要があります。(P.18)
 
【トータル・リターン】
トータル・リターンは、投資信託が全体でどれだけ利益を上げたかを表す総合収益です。騰落率は一定期間の基準価額の増減率ですが、トータル・リターンは基準価額の増減による損益だけはなく、分配金や手数料を含めた総合的なものとなります。分配金はすべて再投資したと仮定して計算されます。騰落率よりも運用成績を正確に表しているので、投資信託を評価するときには必ずチェックしましょう。数値が大きいほうが成績優秀と判断できます。(P.18)
→正確には『「現在の評価金額」、「累計受取分配金額(税引き後)」、「累計解約金額(信託財産留保額・信託報酬差引後)」の合計額から「累計買付金額(買付手数料・買付手数料に係る消費税含む)」を差し引いた金額であり、投資信託の新規買付け時から算出基準日までの全期間を通じたトータルの損益金額』。つまり、投資信託全体の運用益。金額で表されることもあれば、%で表示されることもある。
 
新NISAで積立設定した「eMAXIS Slim 全世界株式 オール・カントリー」のトータル・リターン(1年は)10.66%。
eMAXIS S&P500インデックス」は8.94%と、直近ではオール・カントリーの方がパフォーマンスが良くなっている。